スカンジナビアン・スカイ

漫画家ときどきライダーのちママの本田恵子が空に描く気まぐれグラフィティ

雲のむこう

azumi4.jpg

28日、BMWのK1200S&Rのオーナーズクラブの全国ミーティングが
信州で開催された。
発起人で幹事をつとめて下さったのが関西にお住まいのBさん。
Bさんの主宰するオーナズクラブのBBSを
日頃から楽しく読ませてもらっているのに
会員登録もしていないσ(^^;)だけど
友だちのK1200S乗りのgoさんご夫妻も参加されるというので
参加表明も書かずご挨拶もせずのまま
ずうずうしくドタ参させてもらうことにした。

それにしても荒天続きで
バイク乗りは泣かされっぱなしだった今年の5月。
とどめを刺すように最後の週末も雨の予報だった。
そして当日、いったん上がったかと思われた雨は
あたしたちが中央高速の八王子を過ぎたあたりで激しくなり
相模湖から談合坂までは痛いくらい叩き付ける雨粒につのる寒さ。
談合坂で合流したgoさんご夫妻とは
もう大月で降りて日帰り温泉にでも入って
東京に引き返そうと真剣に話し合ってしまった。
それでも、他にも同じく
安曇野を目指すと思われるK1200が1台、2台・・。
そうだね。みんないろんなところから、
今朝は同じ思いで同じところを目指して走っているんだね。
勝沼で山を降りれば晴れてるかも、と一縷の望みをつないで出発。

というか、BMWじゃなかったら絶対引き返してたな。
BMWなら悪天候でもあきれるほど疲れない。
たとえ悪天候のため集合場所で即解散になって
高速道路をただ行って帰ってくるだけの数100キロで一日が終わっても
それほど心身ともに疲弊も消耗もしないですむ。

てなことを思いながら甲府盆地に出ると
ほんとうに雲は切れ、うすく刷毛で描いたような青空が見えてきた。
須玉の先は道も乾いていて、喜んで飛ばしていたら、
朝ごはん代わりに福麺を2万円で食べるはめになった人も・・(内緒)

長野道に入ると、夏を思わせる青空が広がる。
強い風にちぎれてはまた生まれていく雲が何層にもなって
空を駆け上がっていったり、
かと思うと北アルプスの山々は灰色の厚い雲を深く冠っていたり、
にぎやかな空模様だ。

福麺の屋台に立ち寄っていたおかげで
あたしたちはドタ参のくせに40分も遅刻して集合場所に到着。
すみませんみなさん・・m(_ _)m
田植えを終えたばかりの青い田んぼの間に見えてきたのは
想像の何倍もの数のK1200S&R。
数えてみると・・うわっ。30台近く?

azumi1.jpg

azumi01.jpg

↑oさんの作ってくれたクラブのオリジナルノベルティーを
今回は直前のマシントラブルのため
急遽クルマで持ってきてくれた幹事のBさん。
ほんとうに優しい笑顔で迎えて下さって感謝感激です。

azumi3.jpg


誰にとっても
今日はじめて顔を合わせる人が多かったと思うけれど
バイクの話はつきることなく続く。
ほっておいたら日が暮れそう・・との判断からか(?)
そろそろビーナスに登りましょう、という声がかかって、
K1200の大行列が走り出した。

豊科からビーナスに上がるときは浅間温泉から美鈴湖を通り、
武石峠、巣栗から美ヶ原高原美術館というコースでよく走る。
でもかなりの悪路なので
強い雨風のあとに走るのはちょっとな・・と
思っていたのだけれど、
今日の先導をしてくれたmさんはよもぎこば林道から扉峠の
快走路を選んでくれた。

標高が変わるにつれて、
ガスで視界が遮られたり、
突然に霧が晴れて
オーケストラの指揮者の指揮棒の軌跡みたいな道が
草原を九十九折りに続いているのが見えたり。

霧ヶ峰の強清水のドライブインで休憩。
ここで数えたらぜんぶで24台。

azumi15.jpg

azumi5.jpg

azumi6.jpg

↑右は今や全国区^^のファニーTさん

azumi7.jpg

↑手前のブラック×レッドのSの方は奈良からの参加。
何時間かかりました?と聞くと「4時間」!!!!(何も言うまい・・^^;)

azumi8.jpg

azumi9.jpg

↑おなかすいちゃった人々

azumi10.jpg

↑いろんなところで食べてますね・・

azumi12.jpg

↑関西からの方も多い!前泊で参加のpさん、Tさん

azumi13.jpg

↑右はタンデムシートから動画を撮ってくださった女性
(お疲れさまです、ありがとうございます)

azumi14.jpg


azumi16.jpg

azumi17.jpg


雲が流れ、日差しが降り注ぎ、朝の雨が嘘だったみたい。
ここで数台の方とお別れし、白樺湖から大門街道、諏訪ICへ。
諏訪IC近くのおぎのやの駐車場で解散。
最後までほとんどの方の顔と名前とバイクがわからずじまいだったけど
全員トラブルなくなごやかに終了。
気持ちよくおなかがぺこぺこ・・^^

azumi18.jpg

azumi20.jpg

↑「ひぐらしのなく頃に」って何デスカ?と聞けば
美少女ゲームだそうだ・・^^;
HYODのツナギの似合うqさん、そのポーチは可愛すぎない?

azumi19.jpg

↑再会を誓って固い握手

azumi21.jpg

↑先導して下さったmさんと
集合場所に最後に現れ、風のように帰っていったsさん↑

お世話役をかって出て下さったみなさん、
この日一日を一緒に走って下さったみなさん、
ステキなノベルティを作って下さったoさん、
本当にありがとうございました。
バイク | コメント:16 | トラックバック:1 |

探しものはなんですか 〜後編〜

nikko36.jpg


次にガススタンドがあったら止まろう、と
川俣湖沿いの県道23号を走り出した。
川俣湖にかかる橋を渡り、すぐのところにエネオスの小さなスタンドがあった。

nikko37.jpg
↑スタンドの貼り紙。今回びっとが来なかったわけはコレか・・?

nikko38.jpg
↑スタンドのおっちゃんに「前にも会ったことあるよね」とナンパされるKさん
最近いろんな場所で同じようなことを言われている。なぜ?

斜め向かいには、上人一休の湯という立ち寄り温泉もある。
しかも500円。
こっこれは入っていくしかないじゃん!
まだ温泉に未練たらたらのあたしやPちゃんが主張するも相変わらず無視される。
そんなこんなでみんなのバイクがガスチャージしても

あれ?まだP犬たちが来ない・・。
間違って入るような道もなかったはず・・。

みんなの中に広がる不安。
携帯に連絡も入らない。彼らが圏外にいるのか?
12RのMさん、Jくん、Jの弟のTくんが偵察に引き返す。
ほどなくスタンドに入って来たライダーに聞くと、
かなり手前でバイクが3台コーナーで止まってたとのこと。
大きなアクシデントではない様子なのでみんなホッとする。
「誰かガス欠だな?」といいかげんなことを言っていたんだけど・・

Fさん、握りゴケしたの巻。

nikko39.jpg


ブラインドの左コーナーでアウトにふくらんだところに対向車を見つけて
あわててブレーキ、フロントからすてん、と行ったそうだ。
Fさん自身は左足の膝を打ち、ジーンズに穴が開いている。
歩けるし、屈伸もできるようなので骨に異常はないようだ。
今日に限ってプロテクターをつけていなかった、と悔やむFさん。
ゼファーの方は、新しく付けたばかりのスクリーンと、
ハンドルエンド、レバーエンド、エンジンガードにちょい傷。
これくらいですんで、ほんとによかった。

自身が医学生のFさんなので、ケガには適切に対応するだろうと
とりあえず安心。
粕尾峠、いろは坂、奥鬼怒林道と、タイトな峠をクリアして来て
ちょっと疲れが出たところだったのかな。
これからは高速まで、なだらかな道ばかりだからあと少しがんばって!

nikko40.jpg
↑ここで帰途につくAくん。お疲れ!

さて今日のネタも出尽くしたと思っていたのだが
今回のツーはそう簡単に終わりはしなかった。
またp犬くんの前に戻って走り出したあたしの前にいたはずのS猫くんが
いつのまにか・・いない?

S猫くんの携帯に何度もメール&伝言を残すも、返信はない。
クラブ掲示板への本人の書き込みもない。
仲間うちでも筋金入りのオフ乗りの山猫だから大丈夫とは思うもの
さすがにちょっと心配になってくる。
あっ、そういえば朝の蓮田で、しまった携帯忘れたと言ってたなと
思い出したのは帰宅してからだった・・(^o^;)

猫失踪に気付いたのは龍王峡を越えた藤原駅近くのコンビニで。
どうやら手前の分岐で有料道路に入ったらしい。
金持ちの猫である

nikko41.jpg
↑カメラに向けて親指を立てるものの、脱力感を隠せない面々

バックレは伝染するらしく、このあと3人目の遁走者が出る。
大谷川を渡ったところで、Tくんがいなくなった。
可愛い義理の弟の姿が見えなくなって心配していたPちゃんの思いをよそに
どうやら南半球発行のツーリングマップルを愛用しているらしい彼は
クラブの掲示板に「僕は悪くない、OK?」と書いていた。
まあ地球は丸いのだ。どこを目指しても大丈夫なのだ。

ずいぶん日が長くなったので気付かなかったが、もう5時だ。
今市ICから日光宇都宮道路に乗り、東北道へ。
慣らしのはずのR1が飛ばすじゃん、Pくん。
X4にアライの限定モデルがかっこいいです、Kさん。

佐野SAで最後の休憩。
ここでも食い意地を発揮したFさんは、
「ここの餃子が美味しいんですよ」と店内に消えていった。
まったく頼もしいムスメじゃ!
しばらくしてTくんと合流。よかった。

nikko46.jpg


名古屋からはるばる参加のP犬くんにとっては
これから400キロの旅が始まる。
それがなんだかちょっとうらやましく思えるほど
今日は楽しい一日だった。
来月も再来月も、お泊まりツーも、
今年もみんなで揃って楽しもうぜ、と笑顔の約束をして・・

nikko43.jpg


nikko45.jpg


解散。
みんな、お疲れさま。また走ろうね!

nikko47.jpg
↑P犬くん特製ワッペン、ただいま注文好評受付中♪

nikko48.jpg
↑Tくんの逆アイウェア、注文・・受付けているかは不明♪


バイク | コメント:4 | トラックバック:0 |

探しものはなんですか 〜前編〜

nikko33.jpg


記録的な日照不足が続く今年の5月。
ようやく、ほんとに待望の五月晴れとなった21日、
いつものクラブの仲間と日光方面へ走りに行った。

ツーの前日の夜22時過ぎ、
今回幹事代理を引き受けたパートナーのところに
名古屋に住むP犬くんからメールが入る。

明日は参加します。間に合わなければ置いていってください。

あの〜・・。明日は日光なんですけど。東北道なんですけど。
東名海老名じゃないんですけど。
南極大陸だろうがベーリング海峡だろうが下道で渡ってしまうであろう
最強のソリ犬P犬くんが言うとこれが冗談とは思えなくなくなるからすごい。
次々に届く参加表明のメール。
明日は久しぶりにおおぜいで楽しくなりそうな予感に
深夜までうきうきしてたら
もしかしてKawasakiの中野真矢がPP!?という
コーフンのMotoGP予選まで見ちゃったよ・・。

朝、睡眠不足の眠い目をこすりながら首都高に乗る。
と、ほどなく後方から猛スピードでやってくる赤いドカ。
この996がわれらが殿さまというのはすぐわかったのだけれど
「殿の出動時間に会ってしまうということはもう遅刻!?」と
一瞬焦ってしまったのであった・・(^_^;)

nikko1.jpg


けれど、この日の殿は集合時間に余裕で到着。
晴れわたる空、まぶしい日差しに
朝からぐんぐん気温の上がっていた7時半の蓮田SAには
もうたくさんの仲間が集まってきていた。
全部で17台のバイク、14人の人間、3匹のケモノ(内訳 犬1・猫1・パンダ1)。
当然のようにP犬くんの笑顔もある。

nikko2.jpg


考えてみたら、あたし、今年に入ってこの仲間とのツーは初めてかも。
峠の走り方も忘れかけている。
今日は、昨年から参加してくれているFさんの支援をしながら
きれいな景色と風を楽しみ、初心に還って丁寧に走ることにする。
なんたって今日はクラブの初代の番犬P犬くんと
現役番犬のBパンダくんという優しい猛獣が2匹もいるから
Fさん、安心して楽しんでね。

nikko4.jpg
↑夏毛のS猫

復活を果たした996で見送りにきてくれた殿にお別れの手を振り
みんなは青空に続く東北道を栃木ICまで駆け出して行った。

あたしはP犬くん・Fさん・Bパンダくんの前で走りながら、
先頭からの指示を無線で伝える。
4年前は自分がこうして、護衛してもらいながら走りはじめた。
あれからこの仲間と走って来たたくさんの道を
ひととき、懐かしく思い出す。

そんな感慨にふける間もなく、高速出口で早くも本日一発目のネタが
意外な人によってかまされる。
ぽころっし(CBR600F4i)を駆るPちゃんが
栃木ICを全開で無視、バックレて行ったのだ。
彼女と携帯で連絡がつくまでの、旦那Jくんの狼狽ぶりはすごかった。
Pちゃんに何かあったのかと心配するというより
もしかしておいら捨てられちゃった?
不安すぎて焦点の合わない目が宙をさまよう。
当のPちゃんは栃木都賀ジャンクションを横目に
モテギがあたしを呼んでるけど今日は日光なのよね〜
宇都宮ICまで爆走。
彼女と会える明智平まで、Jくんの孤独な峠ツーが始まるのだった・・。

きれいに整備された県道32号を快走する。
お天気に恵まれたこともあって、走っているバイクも多い。
大越路で県道15号を足尾方面へ。
道に沿った渓流ではたくさんの釣り人が膝上までに入り
川面に反射する光の中で釣りに興じている。

粕尾峠は、昨日までの悪天候で折れた枝や落石が
あちこちにころがっている。
路面も割れたり隆起したり穴が開いていたり
要するに猛烈な悪路なんだけど
こういう道が大好物のみんなは水を得た魚のように飛んで行く。
峠らしい峠は初めてだったかものFさんには
いきなりこんな悪コンディションのヘアピンの連続はしんどいかな?
とミラーを見つつ走ると、
とまどいながらもがんばる頼もしい姿が。
ファイト〜。走った経験がすべて栄養になっていくよ。

nikko5.jpg


nikko7.jpg
↑新緑に負けないくらいフレッシュなFさん

nikko8.jpg
↑Pくんの○台めのR1

nikko9.jpg
↑かっこいいステッカーが似合ってるMさんの12R

nikko10.jpg
↑Kさんと男っぽいバイクX4

峠を越えたところで、午後から都内でサイクリングの予定という
Mパパさんが帰途につく。
サイクリングか〜。かっこいいなあ。
こんど太もも見せてねMパパ♪

足尾で122号に出て、日光方面へ。
あたたかくなったせいか、いたるところに蚊柱みたいに
小さな虫が集まって飛んでいて、メットの中にも入って来た。
それを指で取り出そうとするがうまくいかない。
そんなとき、いきなり先導車との無線が不通になる。
おかしいなあ、障害物の少ない場所なのに・・と思っていたら
あたしが虫を払う指でマイクをちぎってしまっていたことが判明。
すんません・・。

マイクを付け直して走り出す。
いろは坂は交通量も少なくて、快適そのもの。
明智平に着き、PちゃんとJくん夫妻が感動(?)の再会を果たす。
ひし!と抱き合おうとするふたりを無情にも引き離し
カップルに対するクラブお約束の儀式、土下座の刑が執行される♪
ちなみに1秒でも早く愛妻に会いたくて
「何やってんだよ早く走らんか後続の亀ども」
泣きながら峠を越えて来たJくんに対し
ソロで鬼走りしてきたPちゃんはとっくの昔に着いて時間を持て余し
バーベキューの昼食が目前というのに大焼き鳥串を何本もたいらげ、
次は豚串に手を出そうとしていたところ
だったという。

nikko11.jpg
↑へへ〜〜っ!ご勘弁を

nikko12.jpg
↑なんつって実はこんな笑顔

nikko17.jpg


nikko15.jpg
↑Aくんの頭頂駅にゴンドラ到着

nikko16.jpg
↑女子大生のアイスに群がるケモノ(犬&パンダ)たち

中禅寺湖畔に出ると、さすがに観光のクルマで渋滞しているが
お昼のバーベキューを食べる予定の光徳牧場はもう目の前だ。
何かの物語の中へ向かって続くような白樺の林の中を進んで行くと
そこに牧場の駐車場がある。
入口にはまだ花をたくさんつけた桜の樹が何本かあり、
思わぬところで今年最後の桜を見ることができてうれしかった。

nikko29.jpg
↑桜を背負う猫・・

みんなお待ちかねの昼食。
バーベキューのお肉は牛と豚とマトンが選べて
牛以外は半額近いと聞いて、ブラックホールのような胃を持つAくんは
豚&マトンを2人前注文していた。
ハンバーグやポークチャップも美味しそう。
いろんな種類のパンもあったし、次に来たときには食べてみたいな。
関係ないけど、「トイレは売店の裏25米」という看板を見て
25メートルと書かれるよりも遥か彼方に感じたのはあたしだけ?
そもそも具体的に距離を書きたくなる遠さってどれくらいからだろ。

nikko20.jpg
↑バ〜ベキュ〜組(うまかった!)

nikko21.jpg
↑定食組(こっちも美味しそう〜)

nikko25.jpg
↑まったり・・・


昼食後はテラスでしぼりたて牛乳を飲んだり、アイスクリームを食べたり。
ここでうら若き乙女Fさんの、意外な面が発覚。
明智平でもここでも、人がアイスや牛乳を買っているのを見るや
のがさず一口もらっては結局自分でまた買って食っている
・・。
かなり食い意地が張っている人だとお見受けした♪
一度デパ地下に連れて行ってその生態を観察してみたい。

nikko28.jpg
↑食い意地女王Fさん

nikko23.jpg


nikko24.jpg
愛妻と再会してからすっかり腑抜けになってしもたJくん↑

nikko26.jpg
↑よい子はこうなっちゃダメよの見本その1

nikko27.jpg
↑よい子はこうなっちゃダメよの見本その2

アストリアホテルの立ち寄り湯でひとっ風呂、という予定は?と
それとなく水を向けてみる数人の声も無視されて
パワーチャージした一行は奥鬼怒林道(山王林道)へ。
ここからは一本道なので無線連絡はいらないよ、先に行っていいよと
P犬くんが言ってくれたので
先行隊のお尻について走り出す。
ずっと後ろに気を配ってくれていたS猫くんや
ニューマシーンのR1の慣らし中のPくん、ファンキーなKライダーくんのあとを
喜んで走ってしばらくすると、
路面のいたるところに砂が〜〜〜。
2回ほど、心臓が口から飛び出そうなくらいつるつるっと滑って
もうそれからまったく開けられなく&倒せなくなってしまった(T_T)
砂って、どれくらいの量だと滑るかわからなくて怖い、と
あとで先導のKさんに聞いたら
「こんもり盛ってても滑らなかったり、
ほんの少し浮いてるのが逆に滑りやすかったりするんだよ」と
そんならどうせよっちゅうねんというような
さらに恐怖心をあおる返事が返ってきた。

nikko30.jpg


奥鬼怒林道を降り、鬼怒川の川俣温泉郷の入り口、
間欠泉を見下ろせる噴泉橋のところで休憩。
先頭のKさんを追って走っていたJくんが
KさんのK1200Rが踏み折って行った太い枝が
核弾頭みたいに飛んできて撃墜されそうだった
とか、
Kさんも実は浮き砂にフロントをとられて
対向車を避けきれないかと思ったとか、
そんな話が笑いながら飛び交う。

澄んで響く高い声は鳥?かじかがえる?
空はますます青くて、このところ続いたぐずぐず天気が嘘みたい。

nikko35.jpg
愛機までアテント進行?またまたネジゆるみ発覚のJくん

(後編へつづく・・)
バイク | コメント:0 | トラックバック:0 |

つつじのリフトで

komuro1.jpg

熱川から伊豆急で戻り、つつじが満開の小室山へ。
深紅からピンク、そして雪のような純白まで
さまざまな色をしきつめた花の絨毯をはるか眼下に
リフトで頂上へと登る。

komuro2.jpg

komuro3.jpg


標高321メートルの小室山は、約1万年前の噴火によってできたと思われる
天城山系の火山。
頂上には神社が祀られていて、
元旦の朝、相模湾に登る初日の出を見るには最高のスポット。

今日はうすく雲がなびいている空と、青い海と、遠くの島々。
残念ながら富士山は薄い雲の中に反射して見えなかったけれど、
晴れ渡っていれば、房総半島、伊豆七島、天城、富士山まで
胸のすくパノラマが広がる。
伊豆高原の大室山に比べると知名度は低いけど、
とってもお気に入りの場所なのだ♪

komuro4.jpg


komuro6.jpg


今回はパートナーが足を痛めていたので
往復ともリフトを使ったけれど、小室山にはもちろん徒歩でも登れる。
登山道の中腹にある恐竜広場と、ふもとの公園の芝生スロープは
子どもたちも大好きな遊び場。
レンタルのそりでさんざん遊んで、おなかぺこぺこになったあと
近くのステーキ屋さんでがっつくくれよん一家であった。

komuro7.jpg


きっず戦争 | コメント:2 | トラックバック:0 |

ワナナでバニなパラダイス

ressa3.jpg


青空の広がった6日は、駅にクルマを置いて伊豆急で
熱川ワナナバニ・・バナナワニ園へ。
ここにはお子たちも大好きなレッサーパンダがたくさん飼育されている。
日本各地の動物園にいる多くが
比較的大きいシセンレッサーパンダであるのに対し
ここのレッサーパンダはニシレッサーパンダという
ヒマラヤ地方原産の小さいタイプ。
ressa1.jpg


掻いたり・・
ressa2.jpg


ねむねむしたり・・
ressa4.jpg


おっぱいを飲んだり(ママより大きくなってるのに!)・・

可愛いのだ。なごむのだ。

だがまて、ここの主役はなんたってワナナバニなのだ!

50613.jpg

シロワニ。(←もうちょっとひねったネーミングはないのか?と思ったら
イリエワニのアルビノ個体だそうだ)
でっかくて、長くて、目がごっつ怖い。400キロあるそうだ。

一口にワニと言っても、クロコダイル系・アリゲーター系・ガビアル系とあり
それぞれに特徴があって、見比べているとなかなか面白い。

50614.jpg

ぽかぽか陽気に干上がってオブジェ化しているものが多かったけれど
給餌の時は迫力のバトルになる。
以前来たとき、鶏の半身にすごい速さで突進していったのを見た。

見晴し台からは青い海に浮かぶ大島が見える。
車窓からの眺めも楽しみながら
帰りにはもう一カ所、寄って行こう。

50611.jpg


きっず戦争 | コメント:8 | トラックバック:0 |

伊豆でのごちそう♪

海女屋 海上亭で。

5051.jpg

ふのりのお味噌汁、海女っ子寿司、三角の小鉢は甘えびの塩辛(甘いんだ)
右の小鉢は生しらす。

5052.jpg

大きなしゃこにひと刷けしたツメが美味しい、その日おまかせのちらし。
金目鯛ももちろん入ってる♪

komuro9.jpg

気分を変えて、次の日はステーキ屋さんへ。
この間、テレビでも紹介されてたけど
国道沿いにさりげな〜くあるから、うっかりすると見逃しちゃうかも。
和牛ステーキはとってもうまみが濃い。
ハーレー乗りのマスターが豪快で優しい。
ほっ・・と | コメント:6 | トラックバック:0 |

緑のくれよん

5056.jpg


こどもの日の昼過ぎ、もう都会へのUターンが始まっている道をクルマで走り出す。
連休中はバイクはひと休み。
首を痛めているパートナーにも、温泉でゆっくりしてもらいたい。

お財布にもひと休みしてもらい・・(^_^;)で
行き先はいつもの伊豆の山小屋。

5053.jpg

いつまでも飽きない木の香り。やっぱり落ち着く。

5055.jpg

連休の前半に大きな地震があって、少し心配もしたけれど、
山小屋の温泉のお湯の色も温度も、いつもと変わらなくてひと安心。
一日中かけ流しにしている湯船に体を沈めたり
デッキで海から谷を登ってくる風を受けたり
この土地からの贅沢な贈りものを、全身で受け取る。

deck.jpg


そんなこの山小屋の留守を守ってくれているのが
(嫌いな人ごめんなさい)
イエグモちゃんたち。
他の虫を食べてくれる益虫なんだけれど
とにかくでかくなる(MAX大人の手のひらサイズ)し
タランチュラ系の肉厚なボディ、
巣を張らないからどこにでも出没する、というのが
クモ嫌いの人はもちろん、虫を見慣れてない人には
かなりの衝撃かも。
こっちが素手で掴まえたりしない限り
噛み付いたり飛びついたりしないから大丈夫なんだよ。

iegumo1.jpg

iegumo2.jpg

↑は脱皮したあとの抜け殻。これは中くらいのサイズ。
よくよく観察すると、とても芸術的な美しさなのだ。

自然の中に身を置くことは、その環境に棲む生き物たちとも
うまくやっていくことなんだよ、と子どもたちに話しても
都会の温室育ちのヤツらはまだまだ怖がってばかり。
ぼちぼちでいいから、
小さな同居人たちにも慣れていってくれたらいいな。


ほっ・・と | コメント:0 | トラックバック:0 |

黄緑週間

5044.jpg


今年のゴールデンウィークはカレンダーめぐりが良くて
長いお休みのとれた人が多いようだけれど
あたし連休の前半は、仕事に忙殺されて終わった。
そもそも連休直前に体調を崩して
2日ほど棒にふってしまったのが原因。
今回は昨年に引き続き第2回目の
とても尊敬する作家さんとのお仕事だったので
じっくり時間をかけて取り組まなければと誓っていたのに
どうにも体が動かなくて納得した仕事ができなかった。
数日37度台後半の熱が続いたまま原稿に向かっていたら、
こんなことは初めてなんだけど
描いている線が2本や3本に見えてすごく困った。
楽しみにしてるよ、ともったいないお言葉を下さった
原作者の先生に申し訳ない・・。
誰にも代わってもらえない仕事なんだから、
もっと体調管理をきちんとしないと!

・・という自戒&言い訳も情けないっす。
とにかくがんばります!

というわけで、今年の黄金週間は
やっと仕事を終えて、
まだ回復しきらない体をひきずってのスタート。
子どもたちを連れて、まずは近所のライコで
チビすけたちのヘルメットとグローブを買う。
そのあと、緑のまぶしい公園へ。
パワー全開の子どもたちを眺めながら
黄金じゃなくきらめく黄緑週間の
芝生の上でうとうと(* ̄¬ ̄*)ZZzz・・・・・

5041.jpg


今日一日はゆっくり休んで、明日は東京を脱出するからね。
予定より短くなっちゃったけど、みんな、一緒に楽しく過ごそう。
5042.jpg


近所のスーパーにカールおじさん登場♪
子ども向けのイベントなのに、景品が
当たり→ビアグラス&試供品のおつまみ
はずれ→しゃもじ
ってのはどーいうものか。(母はうれしいけどね)
大喜びでつつみを開けた子どもたちが、一瞬声を失っていた姿には
思わずもらい泣きしそうだったよ。

家へ帰ると、マンションの中庭のつつじがきれいに咲きそろっていた。
こんな目の前のことも気付かずにいたなんて。
忙しいっていう字は心を亡くすって書くわけだ・・。

立ち止まり花を愛でる心もなくしがちなあたしたちのところに
咲いてくれてありがとう、と呼びかけたけど
人間のために咲いているわけじゃないから気にしないでって
花たちにさらりと笑い返されたみたいな気がした。

5043.jpg


ほっ・・と | コメント:0 | トラックバック:0 |

5月のプリン・ア・ラ・モード

5月の子どもの日になると思い出すのが
私が20歳のときに亡くなった祖父のこと。

毎年、子どもの日には
祖父が家の近くの喫茶店で
プリン・ア・ラ・モードをごちそうしてくれるのが
我が家のならわしだった。
祖父と私たち孫が連れ立って外出するのは
一年のうち、その日たった一日だけだった。

祖父は厳密に言えば私の本当の祖父ではなく
母の伯父だった人だ。
祖母との間では子どもに恵まれず
姪にあたる母を中学1年になった年に養女に迎え
商店街で小さな駄菓子屋を営みながら
母を育ててくれた。

そんな祖父母と母のところに
田舎の農家の三男坊だった父が婿養子に来て
私が生まれた。

専横なところのある父は
婿養子という立場が自分で納得できなかったからか、
婿入りしてまもなく祖母が他界してから
長い間心臓を悪くして伏せがちだった祖父に
辛く当たることが多かった。
それはまだ小さい私からもはっきりとわかるくらい
冷たい仕打ちだった。

どんどん体が弱り、一日のほとんどを
陽の入らない家の一番奥の部屋で
過ごすようになった祖父を
父が悪し様に言うのに反抗して、
小学生の私が書き置きを残して家出したこともある。
晩秋の公園のブランコの冷たさと
空腹に耐えかねてあえなく戻ってしまったのだけれど。

父のやり方にそう反発しながら
小さな私には、
近づけば強い病人臭をさせ
タオルで拭くとき、薄暗い中で目にする、
骨張った背中の祖父は
生まれて初めてごく身近で感じる死の予感であり、
言い知れない怖れを感じて
つい遠ざけてしまってもいた。

もう外に出かけることもない祖父だったが
毎日の新聞の折り込み広告の中に
旅行会社のツアーのチラシを見つけると
父のいないときに私をそばへ呼んで
「おじいちゃんが元気になったら、
お伊勢さんに連れて行ってやるでな」とか
「京都でも奈良でもええし、蒲郡の海もきれいやろなあ」
と楽しそうに話した。
私は適当にあいづちをうちながら
お伊勢さんみたいな線香くさいとこは嫌やな
などと、罰当たりなことを思ったりしていた。

寝たきりになって数年、ろうそくが消えるように
祖父は静かに亡くなった。
最後は病院の病室だった。
祖父の、もう灰色に濁ってしまった瞳孔から
ゆっくりと灯が消えていくのを
私はずっと見続けていた。

祖父の死後、突然父が般若心経を毎日唱えるようになり
私や妹や弟を、かつて祖父が寝ていた部屋に座らせて
一緒に写経をしたりした。
お経をあげることは尊い行いだとは思うけれど
それならなぜ生きているときに一度でも
祖父に優しくしてやらなかったんだ、と
私は心の中で父を許せなかった。
果たして父が救われた日は来たのだろうか。

今年もゴールデンウィークを前に大量の
旅行会社の折り込みチラシが入っていた。
遠出をするかわりに、祖父が喫茶店で食べさせてくれた
プリン・ア・ラ・モードはとても贅沢で美味しかった。

あれから20年以上の月日が流れた。

今なら陽のさんさんと入る明るい部屋で
窓をいっぱいに開けて新鮮な空気を入れて
おじいちゃんを介護してあげられるよ。
私がそう言ったとしたら
きっと空のかなたから
「そんなのはええから、いっぺんお伊勢さんに
おじいちゃんと一緒に行こまい」
そんな答えが返ってきそうで

今も五月晴れの青い空を見上げると
悲しくてくやしくてやりきれなくなる。







ほっ・・と | コメント:2 | トラックバック:0 |
| HOME |