スカンジナビアン・スカイ

漫画家ときどきライダーのちママの本田恵子が空に描く気まぐれグラフィティ

わいわい3耐!

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先週の土曜、東名の厚木インター近くのカートコース、
ビーチサイドグランプリで行われた
ミニバイクの3時間耐久レースに参戦した。

今回のレースは、その翌日の日曜に開催の
9時間耐久レースへの参加申し込みがとても多かったため
急遽企画されたもの。
小排気量でのレースを楽しむ人たちが
じわじわ増えてきているのかな。
それともこのサーキットの雰囲気が
運営方針もふくめ、アットホームで敷居が低く、
人気が上がってきているのかもしれない。
と、いうわけで
ふだんはもっぱら9耐出場の仲間の茶茶入れ隊のあたしたちも
いっちょ出ますか♪ということになったのだ。

9耐マシン、シゲチビ号。今日はタイヤ交換。
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レースは出走台数7台の、こぢんまりとした規模になった。
予選は例のごとく、チーム員総出での15分リレーマラソン。
ビーチサイドの流儀にも慣れたあたしたちは
高齢&女性の多いチームながら、2位をげっと!
つか、↑のハンデ欲しいよ〜。

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今日のメンバーは、出走順に、Zぴー♂、Tさん♂、Pちゃん♀、Mなん♀、
あたし♀。
いずれは9耐に参戦したいね〜と言いながら
まったくと言っていいほど練習していないあたしたち。
今日はみんな揃っての初練習、って気分で
ケガのないよう、まずはマシンに慣れること第一で楽しみましょう♪

コースはカートやジムカーナ向きの、ショートコース。
今までは、スズキのスクーター、
チョイノリでのレースに出走したことはあったんだけど、
KSRだと、やっぱりだんぜん、「レース」っぽくなる。
周回を重ねるうちにだんだん慣れて、面白くなってきた。
でも、締め切り中のあたしは、睡眠不足と今夜の仕事が気になって
アクセルを開ける勇気がいまひとつ・・(>_<)
ま・・いっか。
今日は初めから、楽しむことが最大の目標だもんね。

通称「エロ本コーナー」を立ち上がると、バックストレート。
ガバ開けできたら気持ちいいだろうなあ〜。
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Tさんの華麗な走り&愛嬌のウィリー。
単身赴任のタイから一時帰国して、
日頃の憂さを晴らすように走っていたZぴー。
さくっと35秒台を連発していたPちゃん。
前回のKSRの練習中の骨折から、見事復帰のMなん。
そして、予選のマラソン、サポート、撮影、食事の用意・・と
いつものように集まってきてくれた素敵な仲間たち。

夏休み最後の週末を
こんなふうに過ごせる幸せ。
この日一緒に走っていたすべての人に感謝。

結果は6位完走、クラスは1台しかいないから優勝^^

夕暮れの中、すいかととうもろこしを頬張りながら
「次は練習して、タイム縮めて・・」
気がつけば、みんな、目を輝かせて話している。
チームの責任者であるうちのパートナーも
仕事終えてから駆けつけてくれて、
「ちょっとハンドル下げようか」
「もっと上で伸びるようにセッティング変えようか・・」
みんなにスイッチ、入っちゃったようです。
次回が楽しみ!

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分水嶺を越えて

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〜能登ツー追記〜

奥能登ツー&能登の七尾でのジャズフェスを堪能した翌朝
東京に帰る前に、高山でお昼ごはんを食べましょう♪と
七尾の忍者コンビ、Aさん、埼玉へ帰るSさん、そしてあたしたちの6台で
小雨の降り出した海沿いの道を走り出した。

前日遅くまでバカ騒ぎしていたわりには、頭はすっきりしている。
でも、体の方がなんだか・・熱っぽい。
お腹も痛くてだるそうにしていたら、パートナーが気づいてくれて
今日はずっと離れずにいてやるから、と言ってくれた。
ごめんなさい。でもとても心強いです。

雨は氷見までのあいだと、
156に入って時折ばらばらばら!と襲いかかってきたけれど
路面はドライの区間も多く、おおむね快適に走れる。
体調がいまひとつのあたしにとっては、かえってありがたい天候。
前を飛ばす人たちを、それほど待たせずにすむもんね。

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五箇山の合掌造り集落の南にある、ささら館の裏。
荘川の幻想的な緑の川面。

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あたしの故郷、岐阜県は、海がなく、南北に長い。
美濃の国、太平洋に注ぐ長良川のほとりで育ったあたしには、
子どもの頃から飛騨に友だちがたくさんいたのだけれど、
分水嶺の向こうに住んでいる彼らの家の近くの川は、
あたりまえだが反対側の日本海へ流れている。

丸い地球の反対側の国に住む人は、自分と180度逆に立っている、
小さいころ、それがとても不思議だった。
川の流れが逆の世界に住んでいる人がいることには、
今でもそんな子どもじみた不思議を感じてしまう。

旅の途中、分水嶺を越えて、
心はまるで鏡の国へ迷い込んだような感覚。

山に降る雨のひとしずくが
運命的に別れて、別々の方向へ流れはじめる。
小さなせせらぎは、いくつぶもの水滴を集め、
いつか大きな川になって、たくさんの命をうるおす。
分水嶺のこっちと向こうでは
川の流れが運ぶ山の霊のコトバは
きっとどこかが違う・・そう思う。

あたしにとって、この北陸の友だちが
近くて、遠くて、いとしくて、どこかせつない憧れの存在なのは
彼らが分水嶺の向こうの住人だからかもしれない。

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華麗なる詐欺師?M氏
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奥能登で一緒だったNちん

Aさんとはささら館で、帰りを急ぐSさんとは、ななもり清見で別れる。
道中お気をつけて〜。

高山の町でごはんを食べるのは、もう何年ぶりだろう。
たぶん、10年じゃきかないなあ。
町はすっかり様変わりして、道路もカラー舗装が施され、
ただ古いだけではない、おしゃれな観光地になっていた。

けれど、変わらないのは土地の人の優しさかな。
お昼は駅前通りの小太郎にて。
飛騨牛朴葉味噌定食、次は食べるぞ〜。

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おいしいとんかつをいただいて
またまた雨の降り出した158を松本へ向けて走る。
山の方にはなにやらめちゃくちゃ怪しい黒雲が・・。
忍者コンビとは平湯の交差点ではぐれてしまう。
深く考えず、そのまま安房峠に入るパートナーとあたし。
登りのコーナーを3つ4つ行ったところで、
閃光が走ったと思ったら

カラカラカラカラ!ピッシャーーーーン!!

ざーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

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あんな土砂降り、見たことないよ〜(>_<。)。。。
雷は大好きなはずのあたしも、あんなに近く、頭の真上で鳴られると
生きた心地がしなかった!
峠道は視界ないし、路面は川か海のよう。
でも停まって雨宿りするようなところもないよ。
安房の長野県側、連続ヘアピンの下りだもの。
東京で待つ子どもたちの顔を思い浮かべ、
くれよん、必死で降りました・・。

その後は松本でゆったり休んで、渋滞も解消した中央道を快走。
談合坂から八王子までがあんなに近いとは。
東京は晴れていて、夜遅く登ってきた月が
おかえりなさい、と出迎えてくれた。

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イルカになった夜

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照りつける日中、深川八幡祭の連合神輿渡御を汗だくで楽しんだその夜。
お子たちがふとんに入ってから
あたしとK1200Sは
東京湾アクアラインのうみほたるPAまでふらりと出かけた。

今年のお盆休みは、お子たちの宿題につきあい
遠出はしないと決めたあたしたちだが
ちょっとは走っておきたいよね、やっぱり。
家を出てすぐに、オドメーターが5000キロになった。
納車から3ヶ月、
ブルターレと交互で使っているわりには、よく走ったかな。
そんなに回数は乗れないけど
走りはじめるとBMWはロングツーになってしまうから。

お盆だから空いているだろうとの淡い期待は
あっけなく裏切られ
そこそこ流れてはいるが車の多い首都高。
楽しみにしていた木場の3連コーナーは開けられず、ちょっと残念。
おとなしく湾岸を南下、
多摩川を越して浮島Jctからアクアラインへ。

この夜は雨こそまだ落ちてきていないけれど
湿気がすごくて、
海底トンネルの中も不快指数高め。
見かけた二輪はタンデムのスクーターが一台きり。
あたしはアクアラインは過去1度、
房総方面のツーの帰りに走ったきりなので
よく憶えていなかったのだけれど、

・・こんなふつーの
味もそっけもないトンネルだったっけ?


関連する法律の制約もあるだろうけど、もうちょっと
照明の色とか、内側の壁の材質とかで
海の底を走っているんだ〜って気分になれる工夫は
できなかったのかなあ。
イルカになったK1200Sと、あたしは海のトリトン
そんな気分で走るつもりが
体にまとわりつく湿気を気にしている間に
今日の目的地うみほたるに到着。
広い駐車場に、停まっているバイクはあたしたちだけだ。

もう日付も変わろうとしている時間なのに
夏休みだからだろう、小さな子供連れが多い。
カップルは湿気をものともせずに体を寄せ合う。

晴れていればペルセウス座流星群が見られるはず。
でも、空は薄く雲が広がって、星はかすかにぽつ、ぽつ。
PAの青い照明も想像以上に明るいから、
ここは、星の観測には適さない場所かもね。

冷房が効きすぎているレストランで
ゆっくりとコーヒーを飲み
チョコレートブラウニーを食べていたら
寝ているはずのお子から電話がかかる。
出かける前に、あまりに兄妹喧嘩ばかりするので
ケンカをやめていい子にならないと
ママは帰ってこないからね!と
脅してきちゃったから不安になったのかな・・と思ったら
「明日はゲームやってもいい?」だって。☆(゚o゚(○=(-_-○

・・帰ろうか。冷房で冷えすぎたし。

イルカになりそこねたK1200Sは
帰りのトンネルでちょっと発散して
首都高C1をぐるっと回ってから帰ることにした。
午前2時近くなって交通量の少なくなった首都高は面白く
前日調整してもらったブレーキのタッチとかを
確認しながら走っていたら
ヒマを持て余していたGTRにくっつかれて、うひゃ!

その「時間帯」を待っているのか、路側帯にフェラーリ。
深夜の首都高を泳ぐのは楽しいけど、やっぱりあぶないね。
最後に、前日花火の上がったレインボーブリッジを渡って、帰宅。
ちょうど100キロの、プチツーだった。

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隅田川の夏祭り

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8月は、祭りの月。
今年、深川八幡宮は3年ぶりに本祭りを迎える。
道の両脇には祭り提灯や幟が立ち、御仮屋がつくられ
祭りの準備が着々とととのえられている。
街を行く人々もどこか気ぜわしい様子。
心の中の花火にはもう着火完了、なのかな。

その八幡祭りに先駆け、
5日から8日まで、相生橋を渡って隣の月島では
佃島の住吉神社例大祭が行われた。

数万人の人出になる深川八幡祭りとは違い
間近でじっくり情緒も楽しめそうなので
うちも7日の日曜日、家族で出かけることにした。

ゲームに張り付いているお子たちを
「シロップかけ放題のかき氷食べるぞ〜」と誘い出し、
娘たちには浴衣を着せた。
下の娘は浴衣は初めて。
兵児帯の結び目を可愛く垂らせば
小さい子はふつう、金魚に見えるはずなのに
うちのはどこから見ても平成狸合戦じゃん・・_| ̄|○

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長い長い時間に磨き抜かれた様式美に
人々の色気が意気を吹き込んで、
「粋」が完成する。
あたしがいちばん見惚れてしまったのは
小麦色にひきしまった肉体の若者ではなく、
年配の、もうジーンズは無理かもと思われる
おっちゃんたちである。
まるで自分の肌のように祭り装束を身につけ
背筋をしゃんと伸ばした彼らの立ち姿を見ていると
これが本当の男の色気だなあ、と思う。

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徳川家康が江戸に開府後、
摂津国の佃村と大和村(現・大阪市西成区佃)の漁民34人を
小さな佃島に移住させたとき
摂津の住吉神社を分祀したというのがこの佃島の住吉神社の縁起。
この日の午前中には祭りのハイライトである
宮神輿が船で東京湾を行く船渡御が行われた。

人間にはとうてい抗し難い、海の強大な力の前に、
航海の安全と大漁を祈願するこの祭りには、
この地で生きる運命を神に与えられた人々の
切実な思いがこめられてきたのだろう。
この土地で漁業に携わる人が激減し
開発の後に流れ込んできた新しい住民が大勢を占めた今も
この海の光を受け、川の風に吹かれ生きるすべての人が
忘れてはいけない祈りなのだ、と思う。

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建設中の高層ビルの横を通るとき
強いビル風にあおられ、歩きにくくて困った。
それが傍らの路地に入った瞬間、
清廉なそよ風になって、流れていったのには驚いた。

打ち水、縁台、御神酒。
軒先の日陰に、祭り提灯の朱色がにじむ。

開発の止まない月島界隈。
江戸の面影を遺すのは
ほんとうに小さい、小さい一角だけだけれど
それでもこの土地がいつまでも
時を止める装置でありつづけますように。

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ほっ・・と | コメント:4 | トラックバック:0 |

日本海で朝食を

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「今年もジャズフェスの夏がきまんな〜
 ええ雰囲気でっさけ、みんなで飲みながら聴きましょう♪」


能登の和倉温泉に住んでいる
ライダーであり詐欺師でありピアニストである友だちが、
7月の30日に七尾で開催されるジャズフェスティバルに誘ってくれた。

能登へは、バイクに乗り始めてから毎年1回、
彼とその素敵な仲間たちに会いに、走りに行っている。
今まではいつも早春のまだ寒い時期だったので
夏の能登は初めてだし、
あの港の広場でジャズフェスを聴く、ですって!
これは行かねば!

ということで、先の磐梯ツーで800キロ走り、オイル交換した
パートナーのK1200Rと、あたしのK1200Sは
金曜の仕事を終えた夜20時に東京を出発した。

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出発当日まで、この週末の天気予報はひどく悪かった。
金曜の朝まで、クルマで出ようかどうか迷いに迷った結果、
ツーリングを楽しめなくても、
行き帰りの足としてだけでも、クルマよりは時間が確実に読めるという理由で
あたしたちはバイクで出ることにした。
思えば、過去2回の能登行きも、すごい悪天候の中だったのだ。
今回は、寒さがないだけでも楽じゃん。(と自分に言い聞かせ・・)
向島から乗った首都高はやっぱり渋滞。
午前0時にチェックイン予定の富山駅前の宿に
やっぱりクルマでは絶対間に合わなかったな。

関越の嵐山あたりで雷雨に遭って、PAにすべりこんだとき、
タンデムのハーレーで新潟へ行くというカップルと
「バイクに雷って落ちるんですかねえ」なんて会話をする。
まいったなあ、なんてカッパを着ながら
お互いの顔はなぜかニコニコだ。
きっと、遊びの途中で夕立にあってびしょぬれになった
夏休みの子供のような表情をしていたんだろうな、
あたしたちみんな。

結局、休憩して遅い夕食をとったり
濃霧や小雨に時々減速していたら
富山の宿に着いたのは、午前2時前だった。
高速が超らくちん♪なK1200Sで走ってきたあたしは
自分でも不思議なくらい疲れを感じていなかったが
翌朝早朝から走るという予定を変更。
乾杯のビールとチューハイを一本増やし、
ゆっくり目覚めてから、無料の展望風呂とマッサージチェアでくつろいで
お昼になってようやく能登入りした。

待ち合わせはチーズケーキの美味しい、七尾のカフェ・モリタートで
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今日、奥能登を案内してくれるのは
キュートな青いニンジャ乗りのNちん
この小さな女の子がえらい速いのだ♪
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Nちんのninja、パートナーのK1200R、あたしのK1200Sの順で
まずは能登島大橋を渡って能登島をひとめぐり。
橋のゲートでは、頭上にカウンターがあって
あたしたちが通るとき、2183、2184、2185・・とカウントされた。
一日の来島者数が出るのかな?

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ツインブリッジで能登島を出ると、こんどは能登半島の西海岸
富来の増穂浦に出る。
ほんと、能登のカリフォルニアだ〜♪
今日は少し風がある。
白い波が打ち寄せて、遊泳中の父子がのんびり波の間で揺られている。

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国道249でいったん内陸に入り、もう一度海岸に出る。
血のように赤い大岩の先、道の駅赤神。
目の前に広がる青い海と空。白く続く道。

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緩やかな海岸の道路沿いには
お祭りが近いのだろう、何本もの幟が風にはためいている。
この先の黒島天領祭か、過ぎてきた剱地八幡神社大祭か。

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輪島まで、西保海岸のくねくね断崖を走る。
けっこうアップダウンもあって、楽しい!
なんたって、対向車がほとんどいない^^

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途中、以前テレビのドキュメンタリー番組で見たのと同じ光景に出くわす。
三方を山に囲まれ、風の通り道となっている奥能登の入り江の集落では
間垣(まがき)と呼ばれる竹垣で、強風や波しぶきから家屋を守ってきた。
このあたりは上大沢地区。(写真は輪島市のHPから)
テレビでは、厳冬期に氷のような海風と闘う集落、という印象だったのだが
こんな抜けるように明るい青い夏のひかりの中では
間垣の家並みはまた、違ったイメージだった。
それでも、この目で見て大感激!

海沿いの38号はこの先で工事中、通行止めだった。
下山から集落の間の細い道を抜けて光浦の海岸に出る。
間もなく輪島の町だ。
今朝もっと早くに富山を発てば
輪島で朝市を見ることもできたかもしれないが
人通りのとぎれた、穏やかな表情の町もなかなかいい。
乾物屋で珠洲の塩と、青のりやうにの瓶詰めを買う。安い〜!

店先にはテングサが干してある。
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輪島から、曽々木までの海岸線を行く。
途中、白米(しらよね)の千枚田が、道からも見下ろせる。
海岸へ向かう斜面に、大小さまざまな青田が美しい。
夕方の景色は輪島市のHPから。
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細くくねくねした海岸線を、Nちんは安定したフォームで丁寧に、
でもとても速くクリアしていく。
彼女とこんな近くで走るのは実質、初めて。
いつも彼女は師匠と、あっという間に飛んでいってしまうので
きれいなその走りを見られて今日はラッキーなのだ♪
細かい峠なら、師匠より速いかも、とはパートナー談。
どこまで進化するのか・・Nちんすごい!

曽々木海岸を越えて、しばらく走って右折。
民家の間の細い道を行く。
いろんな抜け道を知っているんだなあ、と感心しながらついていく。
(実は彼女も道を間違えて迷っていた、とあとで聞いた^^;)
ほどなく珠洲広域農道にぶつかり、穴水方面へ右折。
整備された広いこの道に、ほとんどクルマの往来はない。
ゆるやかなカーブ、空へ伸びるようなストレート。
まるでサーキットか滑走路のよう。
そういえばこの先に能登空港が、一昨年の7月に開港している。

気がつくと、とんでもない速度が出ている。
K1200Sも、ここ好き!とでも言っているように
気持ちよく加速していく。

両側は深い森。
なんだかドイツの郊外にワープしてしまったような気分。
渋滞の東京に帰る気がしなくなってしまう。

穴水に出ると、またしばらく海岸を走る。
遠くに、能登島が見えてくる。
行きとは逆に、こんどはツインブリッジから能登島に入る。
こちらにもカウンターがあって、
あたしの前を走るパートナーで、ちょうど800だった。

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このふたつの橋からの眺めは絶景。
何度も止まって写真を撮りたい欲求に駆られたが
はぐれちゃったらもう絶対迷子だもんな〜。
海面が夏の日差しにきらきら光ってまぶしい。
いちめん青のカンバスに落とした白い絵の具みたいに
かもめが明るい風の中に漂っている。
東京のうちの近くにいるかもめたちも
本当はこんなきれいな海の上を飛びたいかもね。

七尾に戻る前に石崎の漁港を通る。
この漁師町で、8月の6日には石崎奉燈祭が行われる。
海の男約100人によって担ぎ上げられる高さが10mを超す奉燈6基が
深夜まで町中を乱舞する、勇壮な祭りだそうだ。
昼さがりの静かな漁港では、漁船たちが顔を寄せ合いながら
近づく祭りの相談でもしているようだった。

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写真は日本の曳山HPより

奥能登、3時間弱の旅。
最高に爽快でした。
Nちん、ほんとにありがとう♪

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