スカンジナビアン・スカイ

漫画家ときどきライダーのちママの本田恵子が空に描く気まぐれグラフィティ

天国に一番近いツー

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お世話になっているツーリングクラブで
毎月1回行われている定例ツー。
今月は標高2000メートルの峠をつないで走る
「天国に一番近いツー」と銘うっての企画。
高速道路でばびゅんと長距離移動になるので
今回はK1200Sで出かけることにした。

・・はいいんだけど。

前日、別のバイク仲間との飲み会で
ちょっと騒ぎ過ぎたかも。
朝起きたら頭痛いんだもん(T_T)
でも、そんなに飲み過ぎてもいないはず・・と
このところの自分を振り返ると
連載の最終回の締め切りがきつくて
1週間ほとんど寝てないんだった。
久しぶりにのたうちまわるくらいの生みの苦しみを味わい
若くない体に鞭打ってなんとか乗り切った翌日が
つくばサーキットでのレッスンで
その翌日が待ちに待った飲み会だった次第。

でも負けないぞ!断固出発するのだ。
だってとっても魅力的なルートなんだもん↓

関越道塩沢石打IC〜野沢温泉〜奥志賀〜白根山〜草津〜嬬恋〜軽井沢〜東京

鎮痛剤が効いてくると少しは楽になったけど
フルフェイスのメットの中はなんとなく・・酒くさい気が( ̄x ̄;)
それでも関越トンネルを越え、塩沢石打までの長い高速道路を
K1200Sは軽々と飛んで行く。
上を見れば抜けるような青い夏空。
梅雨はどこに行ってしまったのだろう。

野沢温泉までは353、117と、のんびりルートをひた走る。
今日は集合場所(関越道高坂SA)で、初参加の人が待てど暮らせどこない、
という一件があって出発が1時間も遅れたため
野沢温泉に着く前に昼食の時間になった。

そこでピリ辛の味噌味冷やしそばを食べたんだけど・・
これが味がまったくしない。
んんん〜〜む。
たぶん、このおそばが美味しくないんじゃなくて
あたしの体調が悪いせいだよね。
何度も心の中で首をかしげながら半分残す。ごめんなさい。

でも、お目当ての奥志賀林道はもうすぐ!
しゃきっとしろ、あたし。

今日、先導してくれているのは、うちのパートナーのR1200GS。
彼はオフシーズンの野沢温泉の石畳の道をやっぱり迷ってくれて
Uターンを2回もしてスキー場にたどりつく。
とは言っても、クラブのツーはUターンを手助けしてくれる
優しい仲間がたくさんいるから安心なのだ〜^^

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憧れの奥志賀林道を走り出す。
思っていたより路面はいい。
山梨のクリスタルラインみたいのを想像していたんだけど。
ただ、対向車がけっこういてヒヤヒヤする。
長い長いワインディング、緑のトンネル、ああ爽快!
それまではとても追い付けなかったメンバーの背中を
今日はなんとか見失わない程度について行ける。
やっぱ速いんだあ。K1200S。
なんか今日はブレーキの効きが悪い・・と思ったのは
あたしが本調子じゃなかったのと
あっという間に加速して、思わぬスピードが出ていたからだ。
中途半端な考えで乗れば、間違いなくこのマシンからは
シビアな答えが返ってくるだろう。

奥志賀牧場へ向う丸山林道との分岐の近くで休憩したとき、
ずっと頭上をついてきてくれた青い空を見上げながら
あたしは自分でも不思議なくらい納得して
あることを決めた。

ワインディングは楽しかった。
いつだったか、ヘルメットが合わなくて頭痛がして、
もうスロットルを開けることさえできなくなったときに比べたら
ぜんぜんなんともないのだけれど
なぜか今日はもう走っちゃいけない予感が、強く、した。
志賀草津道路に出て、本来なら左に折れ、横手山を登り、渋峠。
でも、あたしはその分岐でみんなと別れ、信州中野ICから上信越で帰ることにした。

先頭を走るパートナーははるか先に行っちゃったから、
他のメンバーに伝言を頼み
もうひとり途中離脱のモンスターの友だちと高速に乗った。

驚いたことに、白根山や四阿山の南は雨雲が垂れ込めていて
さっきまでの青空がうそみたいだ。
小諸から佐久の間でどしゃーっと降られ
結局友だちのモンスターとはそのまま会えずだった。

東京の自宅まで、今日の行程約700キロ。
体調が悪いあたしを、K1200Sはよくカバーしてくれた。深謝。
こんなとき、やっぱりBMWだなあ、と思うのだ。

今回のルートはいつかきっと、きっちりリベンジします!

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梅雨の晴れ間に

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6月12日。関東に梅雨入り宣言があってから初めての日曜。
美ヶ原方面にツーリングに出かけた。

台風4号の動向もあって、二転三転する天気予報。
それでも前日の土曜の夕方には、東の雲の中に虹も出て
翌朝はこの時期としてはラッキーな晴れとなった。

東京はここ数日、夜はもう蒸し蒸しして寝苦しいほど。
午前5時、メッシュジャケットがもう暑い。
今日はあたしがK1200S、パートナーはR1200GSのBMWコンビで出かける。
パートナーのGSは、チタンのフルエキを装着したばかりで
バネ下の軽量化がどのくらい性能アップにつながったか
ウキウキ♪しながらのロングツー。
あたしはあたしで、Kでのツーは今日が実質初めてで、ドキドキ♪

中央道の相模湖を過ぎるあたりから、気温がぐっと下がってきた。
最初の集合場所の談合坂では、みんな「寒いね〜」が挨拶がわりだった。
2000メートルの美ヶ原はもっと冷えるのかなあ。
それでも、久しぶりに会った顔、初めて会う顔、
ほころぶ笑顔に心がじわ〜っと温まってくる。

で、このひとたちが・・飛ばす飛ばす
ふう、K1200Sで来てよかった。
ノンカウルのブルターレじゃ、とてもついていけなかった。

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次は諏訪ICを出てすぐのコンビニで
静岡からの女性ライダーさんと合流。
彼女はあたしと同じママさんライダーで、同郷人だということで
会えるのをとても楽しみにしていたんだ。
颯爽と赤いVTR1000Fで現れた彼女は
とても2児の母とは思えないスレンダーな可愛い人でびっくり。
子育てしていながら、あの二の腕の細さは何故??
うらやましい・・(T~T)

まだ8時前というのにけっこうクルマのいる大門街道を行き、
白樺湖畔の駐車場に着く。
ここで、川崎と横浜からの2台と、群馬から麦草を越えて来る友だちと合流。関東組はこれで9台。
朝の霧もすっかり晴れて、清々しい青空が広がる。
空高く、雲がたなびいて、青空にも道があるみたいだ。

木陰の芝生に腰掛けて、北陸から来る友だちを待つ。
いい天気だし、ああ、このままうつらうつらしてしまいそう・・。

そうこうしているうちに
山の向こうから爆音とともに北陸組の6台が到着。
うわ・・♪ほんとにまた会えちゃった!

ネットで毎日のように話はできるけど
こうして顔を見て、握手をすると
道も、気持ちも、つながっているんだなあと実感する。

じゃ、ビーナス越えて美術館の先まで

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さあ、K1200Sに慣れながら走ろうか!
と、思うものの、今日のメンバーは全員がかっとび野郎。
慣れながら・・なんて悠長なこと言ってる場合じゃないかも^^;

走り出したビーナスラインは、るんるん♪快適だった。
クルマもそれほど多くない。
コーナーで、少し腰をインにずらし、外側のひざでちょんと入力。
Kは吸い付くように旋回して、立ち上がりはわずかなロスもない。
高速コーナーの苦手だったあたしが
こんなに楽に走れるなんて、嘘みたい。
ただ、4速のエンブレはない。ぜんぜんない。
そのぶん、3速の守備範囲が広くて、
ビーナスはほとんど3速ホールドで、横着な走りをしちゃってた。

先頭集団は、本気モードでバトルしていたらしい。
男の子って、いつまでたっても・・^^だね〜。

美術館からは、美ヶ原公園西内線。
この道は路面が荒れていて、今までは登りしか走ったことがない。
思ったよりも下りの角度がきつい。
こんな道を、みんなでっかいバイクで、あいかわらずかっとんでいく。
ここへきて、まだこのマシンに慣れてない自分を思い知る。
バックトルクの感じがわからないまま
ローに入れ損ねてヘアピンに入ってもたついたり
上半身全体に力が入りっぱなし。
だめじゃん!リラックス!と思うも、
息を抜く間もないほど荒れた路面に、緊張の連続。
新型サスのデュオレバーは、ちゃんと動いてくれているのに
あたしがバイクの自然な動きを邪魔してしまっている。
精進しなきゃいかん!
いつか、ワインディングは下りが好き♪と
言えるようになりたいものです・・。

麓に降りてからは、武石の田園風景の中を走る。
この道は以前、雨上がりの朝、露に煙る中を走った。
しっとりとした景色がとてもきれいだったのだが
今日は、みんなひたすら飛ばしてる。
お〜い。景色見ながらのんびり行こうよお。

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丸子の町なかを抜けて、今日の最終目的地、東御市の湯楽里館に着く。
ここで、埼玉から来た友人が待っていてくれた。
少し前、靭帯を痛めたという彼。
おどろくほど順調な回復で、もう今日はスクーターに乗って、
ここまで来ている。
すかっと抜けた今日の空のような彼の笑顔に
長い行程を走って来たみんなの疲れも吹き飛ぶ。

寝転がりながら、露天風呂で裸になりながら、
果てしなく続きそうな歓談。
たぶん、お互いにプライベートなことはほとんど知らない同士。
だけど今日だけは、誰よりも許し合い、信頼しあう仲間。

ちょっと日常から脱出したシチェーションで
素敵な罠みたいに出会った人たちとのつながりを
ずっと大切にしていけたらいいなと思う。

夢の中でしか会えない友だちなら
夢を見続けられる自分でいたい、いつまでも。

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落語が好き

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落語をこよなく愛するあたしσ(^^)

仕事が佳境に入るころになるとしばしば
名人たちの高座を収録したCDに、徹夜のお伴をしていただく。

いちばん好きなのはなんといっても五代目古今亭志ん生
人生のせつないほどのばかばかしさここに極まれり、という芸風は
志ん生にしか、成し得なかったことだと思う。
晩年、酒のせいかボケのせいか、わやくちゃになった高座さえも
何度も煮返し続けて複雑な味になった煮物のように
なんともクセになる味わいだし、
それでもその芯にすうっと通った芸は
いつまでも清冽な辛口の新酒のように
あたしたちを酔わせてくれる。

志ん生の郭(くるわ)ばなしのマクラは絶品で、
CDで繰り返し繰り返し、暗記するほど聴いているのに
何度聴いても、同じところで爆笑してしまう。
笑いが止まらなくて、ペンを持つ手が震えるので
本当は徹夜のお伴どころか、仕事にならないのだ。

あたしの好きな3本を選ぶなら、
夫婦の機微を描いた火炎太鼓、お直し、替り目
おすすめします。

志ん生の他にも、志ん朝、小さん、文楽、円生、金馬、正蔵・・

数年前から落語のCDがたくさん売られ始めたので
こつこつ買い集めていたら、それなりの数になった。
次は枝雀の全集がほしいなあ。枝雀ならほんとはDVDがいいな。

それより、寄席にまた行きたい。ナマの落語を聴きたい。
今年は正月に鈴本の顔見世に行ったきりだ。
バイクで走れない梅雨のあいだに
久しぶりに末広亭でも行ってみようかな。


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残照

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地平線に日が落ち、夜のとばりが降りきるまでのわずかな時間。
一日でいちばん、心をかき立てられる瞬間。

低い空に残る光は、
追いかけておいでここまで、まだやり残したことがあるから、
とでも言いたげに、少しずつ遠ざかって行く。

正体のわからない焦りと悔いに
残照の中で歩けないでいると
かたわらから小さな手がのびて、あたしの指をにぎってくる。

ママ、いちばん星見つけたよ。

金縛りを解かれたように
あたしは、息を大きく吐いて、空を見上げた。

今日一日を無事に終えたご褒美のダイヤモンドが
夕空にきらめいていた。
 


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赤城

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土曜の夕方は、東京でスコールのような雷雨があった。
夏が近づいてきているんだなあ。すぐそこまで。

日曜の朝。
雨は夜半にあがったが、東京は深いガスの海に沈んでいる。
今日は群馬の友だちに誘ってもらって
日光から丸沼、赤城へ走りに行く。

霧の中でエンジンをかけて出発。
東北道は寒くて、厚い雲は一向に切れる気配もない。
山の方を見ると、一段と暗い。
メッシュジャケットを着てきてしまったことを後悔し
途中のPAでカッパを着る。

それでも、宇都宮ICを降りるころには青空ものぞきはじめ
天気はどんどん良くなって、気温も上がってきた。
いろは坂の手前で、友だちの10Rと合流。
今日は丸沼で、KCBMがあるんだって。
実際に会うのは初めての彼と、はじめましての挨拶をしている間も
たくさんのカワサキ車が駆け抜けていく。

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いろは坂をウオーミングアップで流しているうちに
体も温まってきた。
戦場ヶ原で休憩している間にも
KCBMに向かうと思われるバイクがどんどん増えていく。
今日はずっと渋滞覚悟かな?

↓10RのT氏。K1200Sをちょっとお試しいただきました。

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KCBMはすごい規模!
でもカワ車以外のバイクもたくさん集まっていた。
サイドカー仕様のKSRを発見♪かわいい〜。
KSRに舟がついているのか、舟にKSRがついているのか!?

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遠くに見えるのは燧ヶ岳?
山肌の残雪がとても美しい。
ここへ上がってくる途中も、
金精道路は沿道のところどころに雪が残っていた。

120号を下り、途中から左折して赤城道路へ。
天気がよくなったからだろう、クルマも多く
道端には散策や山菜採りらしき歩行者も
(特にブラインドコーナーの先に)いたりするので
注意深く走る。
赤城を根城にしている友だちの10Rと、パートナーのK1200Sは
そんな北面をかっとんでいってしまった。

パートナー談
「T氏、ストレートと見れば全開にしてた〜。ふわわ出てたんじゃない?」
すご〜。
とてもきれいでシャープなフォームで走るT氏。
こんどはもう少し長い時間、そのフォームを見せてください。

北面を走りにくる人たちが集まる駐車場で、
彼らの話を拝聴しながら、しばしまた〜り時間をすごす。
若い人から、けっこう年配の人も多くて驚き。
以前一度ここに来たときに見かけた人が、今は入院中と知る。
峠を愛する人たち、どうぞ事故なさらないように。

往復するエギゾースト音がとぎれると
ふいに静寂がおとずれて、澄んだ鳥の声が木立に響く。
ずっとアスファルトの路面をたどってきた自分が
緑の中に抱かれているのに気づく。

人生、楽しいばかりとはいかないさ、と
さっき、ちょっとせつない話もしてくれた友だちが

「のんびりして、いいところでしょ」

優しい目を細め、微笑んでつぶやいた。

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もう一本の赤いくれよん

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うちの、もう1台の赤いバイクをご紹介。
イタリアのジレラというメーカーの、DNA180。

こんなかっこだけれど、エンジンはスクーターと同じで無段変速。
今まであたしが乗った最高速は、120キロちょっと。
どノーマルなので、あれこれチューンすれば
もっと速くなると思うけれど、
ここのところずっと、バッテリーはずしてほったらかし(>_<。)

でも、軽快で、とにかくかわいいやつなのだ。
顔はアリんこみたいで、カマキリ似のKawasakiのZ1000と同系統(?)
車高はあんがい高くて、セパハンで、
ライディングポジションは一人前にスポーツしている。
丸いタンクはダミーで、小さめのヘルメットなら入っちゃう。
買い物してもいろいろ入れられて便利だけど
一度、オーバーヒートしたときは
ダミータンクの中にあるリザーバータンクのキャップから
クーラントがあふれて、びしょぬれになってしまった!

小さくてキュートだから、もっと女の人に乗って欲しい、
と思っていたら・・
もう今は絶版なのだ・・_| ̄|○

今住んでいる場所の近くには、ジレラのスクーター乗りが集まる
頼れるバイク屋さんがあるんだけど
ランナーがほとんどで、DNAは50ですら、いないみたい。
部品供給がいつまで続くか、はらはら。

最初のころは、足回りはマロッシにして・・なんて思ってたけど
休みはどうしてもロングツーリングが多くなって
最近は活躍させてあげられてないね、ごめんね。

でも、東京の下町風情が残るこのあたりの風景にも
とても似合うバイクだと思う。
次の休みにはきっと、復活させてあげるから、待っててね!

↓のは2005年モデル?攻撃的〜。

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バラ色のくれよん

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あたしは花を枯らすのが得意だ(ToT)
ベランダにいくつか鉢植えの花を育てているのだが
元来の無精者なので
花がら摘みや害虫の駆除、肥料など
こまめにしなければいけない世話をつい怠っては
せっかくきれいに咲いてくれた花たちを
短命に終わらせてしまう。
ごめんね、うちに来てくれた苗たち。

そんな中で、この家に引っ越してきたときに
ある編集者さんからいただいた小さな寄せ植えの花たちだけは
なぜか順調に育っている。

20センチほどの高さだったゴールドクレストは
50センチを越すほどに伸び、
シクラメンはちゃんと夏越しして翌年も花をつけたし、
ミニバラは幹も太くなり、葉もたくさん茂り、
切り戻しもテキトーにしかしていないのに
何度も多くの花をつけてくれている。
肥料もろくすっぽ与えていないのに。

ずぼらな主人のあたしにおかまいなく
すくすく育っている花たちはまるで、
親にあまり期待していない、うちの子どもたちのようだ。

6月の小雨の日のベランダに、
小さな元気があふれていて、うれしい。

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遠い約束

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忘れられない友だちのこと。

彼女と出会ったのは、あたしの初めての子どもが
1歳にもならないころ。
紙おむつを買いに行った薬局で、
お互いにベビーカーに、同じくらいの月齢の赤ん坊を乗せていて、
どちらからともなく話かけ、
家が近所だったこともあって、すぐに子育て友だちになった。

彼女もあたしも、義理の親と同居していて、
子育ての悩みや、姑さんとのすったもんだや・・
ディープに相談する仲だった。

忙しい日々が飛ぶように過ぎ
彼女とのつきあいも8年にもなったころ
突然彼女から「借金の保証人になってほしい」と頼まれた。
それは驚いたが、とりあえず話を聞くと
仕事で旦那さんが不在がちの寂しさをまぎらわすために
パチンコにはまってしまい
数十万の借金を、旦那さんにも内緒でかかえているという。
あたしは保証人の件は断って、
かわりに知り合いの弁護士の先生を紹介した。
依頼する費用もないの、と言うので
いくばくかのお金も用立てした。
彼女は目に涙をためて、ありがとうね、と言った。

半年もたったころ、彼女から電話がきた。
その頃には、近所のはずなのに、
あまり彼女と顔を合わせることもなくなっていた。
自己破産の手続きをすすめてもらっているのだが
追加費用が払えなくて困っている。
また貸してもらえないか・・。

聞けば、あたしが紹介した弁護士さんではなく
別の先生にお世話になっている様子。
あたしも3人の子どもをかかえて仕事に復帰したばかりで
余裕はぜんぜんなかったのだが
電話口で泣いている彼女を無碍にもできない。

それから、同じ理由で、いったい何度彼女に送金しただろう。
あたしの旅行先にまで、今日中に振り込んでくれないと、と
切羽詰まった電話が追いかけてきた。

そんなとき、やはり子育て友だちのひとりから電話があった。
「ねえ、彼女にいくらか貸してる?」

その友だちも、かなりの額にのぼるお金を
弁護士費用の名目で彼女に貸していた。
あたしも、ほとんど同じ額を貸していた。

あたしはすぐに知り合いの先生に、
自己破産手続きにはいくらかかるのか尋ねた。
その先生はすぐに彼女の担当弁護士に連絡をとり
手続きの進捗状況を確認してくれた。
すると、自己破産の手続きは、とうのむかしに完了している。
しかも費用は最初にあたしが用立てした金額でほぼ収まっていた。

あたしは自分の愚かさを呪った。
だまされた、ということよりも
彼女が堕ちていく片棒を、自分がずっとかついでいたことに
気づいたから。
悩んだが、あたしは彼女の旦那さんにすべてを打ち明けた。

その後、彼女の借金は数十万ではなく
1千万近くあったことがわかった。
嫁ぎ先の家の貯金も、ほとんど引き出されていた。
すべて、パチンコでできた借金だった。

彼女は離婚して、愛する二人の娘をおいて実家に帰っていった。
彼女の借金は、実家のご両親がすべて払ったが
あたしに借りたぶんは、自分で働いて返したい、と
毎月3万円ずつ、今でも送金してくれている。

彼女の娘さんとうちの娘は同じ幼稚園に通っていたので
彼女が実家に戻ったあとも
幼稚園の行事での娘さんの写真やビデオを
あたしは彼女のかわりに買った。
いつかきっと、手渡せる日が来ると信じて。

一生、娘に面会はさせない。
嫁ぎ先からそう強く言われて、遠い故郷へ戻っていった彼女。
毎月、預金通帳に刻印される数字は
あたしに何を伝えたいのだろう。
できれば今でもその肩を抱いて
はげましてあげたいけれど。

彼女と、二度と会うことはないかもしれない。
たまった写真とビデオは、小さな箱に入れて、送ろう。
あたしもやっぱり添える言葉は見つからないけれど。

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マスクは怪獣系

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K1200Sの顔。何かに似てませんか?
とくにあたしのは青白ツートンなので、フロントカウルは白。
大福みたい・・。
でも、ウインカー内蔵ミラーを含めると・・。

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でも、まだカネゴンはマシなほう!

R1200STは

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ダダだし・・。

R1200RTにいたっては

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ギャラドスだと思う。

BMWよ、どこへ行く〜(TOT)ノ~~
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