続・星の軽井沢

ゆるやかな丘の地形と、敷地内の湯川の流れを活かして、
せせらぎと池を中心に二階建てのコテージがゆったりと配置された星のや。
わたしたちの今宵の宿は、水辺に面した1階の部屋です。

テラスのソファで水音だけを聞きながら、うとうと。

部屋のお風呂からも、テラスへの窓を開ければ、
そのまま緑の風景の中へ。
宿泊棟の中心には、集いの館というセンターハウスがあり
美しい吹き抜けの建物に日本食のレストランが入っています。
わたしたちはその2階にあるライブラリーを
すっかり気に入ってしまいました。

ライブラリーの蔵書やCDは、部屋に借りていくこともできるのですが、
自由に飲めるお茶とお菓子をお供に、大きなソファに身を沈め
吹き抜けの向こうの空の色が移ろいでいくのを感じながら
時を忘れて読みふけるのがとても楽しい。
携帯と腕時計は部屋に置いたまま、
ここで飲んだフルーツティーの香りは忘れられません。

夜は子どもたちと、ネイチャーハウス・Picchioのムササビ観察ツアーに参加。
高い梢を滑空するムササビのシルエットが、はっきり見えました。
帰りには居酒屋・村民食堂で軽井沢の地ビール!
そして深夜までまた、お風呂三昧!
3年ぶりの家族旅行でしたが、30年ぶんくらい癒された気分でした。

星のやは、かなりお値段の張る施設なのですが、
わたしには、それだけの価値があると納得できる宿です。
ただ豪華というのではなく、
星のやがゲストに提供したいことのコンセプトがとてもはっきりしていて、
それがツボにはまる人なら、ここで過ごす時は忘れられないものになるはず。
仕事を頑張って、お金をためて、またいつか
この贅沢で不思議な時間の流れに身を委ねてみたいな。
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2009.07.29 Wed 02:32
星の軽井沢

さあ夏休み。
と言っても学校は、ですが。
みなさんはこの夏、どんな計画を立てていらっしゃいますか?
世の中を見渡せば、どんよりした長梅雨のような不景気が
明ける気配もない感じですが
みなさんの夏休みが、どうぞ素敵なものになりますように。
さて、ホンダ家では・・。
子どもたちも大きくなると、友だちとの約束やら受験やら、
ことごとくみんなのスケジュールが合わなくなってしまって
気がついたらここ3年ほど、家族全員で純粋なレジャーに出かけたことが
なかったのでした。
特にこの1年ほどは、子どもたちに半端じゃない我慢を強いてばかりだったので
今年はちょっと感動の夏の演出を、母は立ててみたのでした。
行き先は、軽井沢の星のや。
静かなプライベート空間の中で、ゆった~~~~~~りと
時間にも約束にも追われないひとときを過ごしに出かけました。

中軽井沢に広がる星野リゾートエリア内にある、ハルニレテラス。
木立に囲まれたウッドデッキに、くつろぎのカフェ、
地元の食材を使ったレストラン、北欧雑貨店などが並んでいます。
オープンして間もないとあって、かなりの人出。

足もとに揺れる葉影が、一瞬の静寂をつれてきます。

お昼には、川上庵のお蕎麦をいただきました。
お蕎麦も美味しいけれど、冷たいグラスで出された蕎麦茶の香ばしさと言ったら!
少しずつ口に含んで、のどを潤したあとも、ふんわり残る香り。
それだけでも一品の料理と呼べるほど。
ハルニレテラスをあとにして、ホテルブレストンコートの庭を散歩。
昨年ここに、女性ライダーだけでツーリングに来たときも
敷地内で結婚式を挙げていたカップルを見かけましたが
今回も幸せそうな花嫁さんに遭遇。
緑の中に佇む、輝くばかりの美しい花嫁さんを見て
娘はすっかり憧れちゃったようです。

新郎新婦を迎える、ホテルのレストランに続く廊下。
両側にバラの花びらが敷き詰められてロマンチック。

少し歩き疲れたので、広~い露天風呂が爽快なトンボの湯で汗を流し、
隣のカフェ・ハングリースポットでおやつ。

ベリーがいっぱい乗ったパイと、
ツキノワグマのスポットくんの足あと付きのチョコレートムース、
お砂糖の入っていないしぼりたてレモンスカッシュ、
どれもとっても美味しかった!
そしてわずかに風が涼しくなってきたころ、
今宵の宿へと向かいます。(続く!)
2009.07.29 Wed 01:33
Science in Haunted House

今年ももう、折り返し点間近の今になって
子どもたちを、どこにも連れて行ってやっていないことに気づきました。
お子たちゴメンなさい。
思い起こせば1月2月は、首のヘルニアを起こしかけて
寝起きするのもままならない日々を過ごし、
ちょっと快復したと油断して自転車に乗ったら
交差点で勢い良く左右の安全確認した途端にグッキリ再発し、また療養。
3月は子どもたちの受験に進級にバタバタ。
4月5月は前後編と新連載の準備に追われほとんどすべての週末、
休みらしい休みをとれずにいたのでした。
せめてもの罪滅ぼしに・・と
梅雨の晴れ間の午後、お台場へ。
日本科学未来館で、「お化け屋敷を科学する」と
銘打った企画展がやっていると聞いて行ってきました。

日本科学未来館の吹き抜けには、大きなGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)がゆらり。
その下のソファで、のんびりシエスタしてる人たち。
恐怖という感情を科学的に解明するという企画展は
取り立てて目新しい分析があったわけではありませんが
子どもたちにも読みやすい展示がなされていてよかったです。
現代の子どもたちは、身の凍るような残酷なシーンは
掌の中のゲーム機のスクリーンで日常的に見て慣れっこですね。
でもわたしは、日本人の恐怖の秘孔を突いてしまうのは
そういう視覚で感じたり
どこか他所からやってくる恐怖ではなく、
底無しに禍々しい気配や、逆に神聖すぎる神への畏怖だったり
するんじゃないかな、と思ってます。
夜の闇に対峙するとき、風の草原にひとり置き去りにされるとき
一気に想像力が全開になってしまう。
見えないものを見てしまう。
科学が太刀打ちできるようでできないそんな能力って
素晴らしいなあと思わずにいられません。
なんてぼんやり考えていると
いつの間にか子どもたちは隣のターミネーター展へ。




いやはや、素晴らしかったでございます。
映画の中の、たった数秒に
途方もないアイデアと労力と資金が使われていると
今さらながら感動してしまいました。
T4、見に行こうかな。
日本科学未来館は、常設展もとっても面白い。
この日は休日でしたが、想像以上の人出でびっくり。
こんどはできれば平日に、ゆっくり行きたいと思います。
2009.06.26 Fri 22:43