ランタンの灯る夜2008-02-15 Fri 03:50 ![]() 2月9日から11日まで、長崎に取材旅行に行ってきました。 折しも長崎は、中国の旧正月(春節)を祝う、ランタンフェスティバルの最中。 街中のいたるところに朱色のランタンが飾られて、昼のうちからとても華やか。 いくつかあるイベント会場の中でも、メインになっている湊公園に案内してくれたのは ホンダドリーム長崎のFさんとAさん。 お店が終わったあとのお疲れのところを、ありがとうございました! ![]() ![]() 夜空に龍が舞い、 遥かな大陸の物語がやさしい光に浮かび上がります。 華やかで幻想的で、なまめかしくもあって。 わたしたちが行ったそのときは、琉球國祭り太鼓エイサーの 勇壮なリズムが響いていましたが もの悲しげな二胡の調べの流れる中をそぞろ歩けばまた 異国情緒もひとしおかもしれません。 ![]() ![]() ![]() そういえば、1年前の旧正月は、横浜の中華街に遊びに行ったんだったなあ。 夜の美しさは、だんぜん長崎に軍配が上がりますね ![]() ![]() ![]() 衝撃的だったのは、祭壇に飾られた豚さんの頭、頭、頭・・↓ 神に捧げる供物だそうですが、よく見ると額には尻尾が刺してあります。 う〜む。シュールだ・・。 ![]() そんな豚さんを見たあとも、とろけるように美味しい角煮まんをほおばり 餃子屋さんへうきうき足を伸ばしたわたしたち・・(^〜^…) ![]() 来年またこの時期に、仕事でなくて観光で、 ゆっくり時間とって来てみたい。 夢のような長崎の夜でした。 |
すぐそこのアジア2008-01-10 Thu 23:38 日本生まれの漫画。 小さな島国を飛び出て、いまや世界中で”MANGA"は市民権を得 いまや文化と言ってはばからないほどになりました。 アニメや漫画の人気、ヨーロッパでもアメリカでもアジアでも、すごいですよね。 いまやその力は 愛と歌と花で世界の平和を目指した60年代のフラワーチルドレンよりも 宗教と政治に支配されてしまったサッカーよりも 大きいんじゃないかと思います。 漫画文化がさらに成熟して 大げさな言い方だけど世界の平和に貢献できますように。 世界平和への貢献にはほど遠いですが わたしなどでも、海外で出版していただく機会が多くなりました。 日本語以外の言語の漫画って、セリフなんかどうなるの?と 疑問に思うでしょう? ではでは、いくつかご紹介します。 ![]() まず、台湾のコミックス。 これは、日本では宙出版という会社から単行本にしていただいた Wedding Eve(ウエディング・イヴ)という作品です。 本の体裁・紙質ともに、日本国内とほぼ同質。 絵にかかる書き文字(わたしの手書きの文字)はそのまま日本語。 ふきだしの中のみ、標準中国語で書かれています。 ![]() ![]() あまり違和感はないですね。 ![]() プロポーズにOKの答えも「了解」です。 続いて、タイのもの。 ![]() 20年以上前の、懐かしい作品「月の夜 星の朝」。 うわ〜〜!お見せするのも恥ずかしい! でも当時はこれでも、一所懸命描いてたんですよね。 ![]() こちらは薄くて、紙質も印刷も、おせじにも質がいいとは言えないのですが タイ文字って、見てるだけでカワイイ ![]() ちゃんと擬音・効果音もタイ文字で入ってます。 ![]() ただ、本が日本と逆の開きなので、ご覧↑のように、逆版で製本されるのが悲しい。 見えないかな?2コマ目のバス停のように、書き文字も逆さに。 絵の印象も、すごく違っちゃうのです。 それを嫌って、逆版での出版を許可しない作家さんもいらっしゃるようです。 しかも、この版元さんの場合、ページによって逆だったり元のままだったり。 そのあたりが改善されるとうれしいんですけどね〜。 さて続いては、マレーシア版。 ![]() 「雨にぬれても」というこの作品は、弁護士事務所の物語。 このGEMPAK STARZという版元さんの装丁は、デザインがすごく素敵!素晴らしい! 印刷だけはいまひとつなんだけど、デザインはもう、自分の他の作品も 全部お願いしたいくらいのセンスのよさで、気に入ってます。 横書きのマレー語は、ふきだしに入るとこんな感じ↓ ![]() 次は大韓民国のハングル文字版。 ![]() 「つんつん月子」という、落ちこぼれの雑誌編集者が主人公の作品。 何をしてもダメダメな主人公が、ひと癖もふた癖もある仲間とともに パワフルに成長していく物語なのですが これは台湾版も出していただいていて そのタイトルが「馬力全開」。↓ ![]() いや、いいんですけどね・・そのまんまというか。ストレートっすね。 ![]() 携帯電話の画面も、もちろんハングル文字で打ち直してもらってます。 ![]() ↑ふたつのコマの間の文字は、日本語だと「ばっ!」ですね。 その国によって、ホントにさまざまですが 自分の仕事がこうして、海の向こうに運ばれて 見知らぬ文化の中で生かしていただけるのは、とてもうれしい。 今日もどこかの国の、誰かの心に、わたしの作品の居場所ができますように。 ![]() |
フェアウエル・クリスマス2007-12-28 Fri 03:16 前の記事の「13月の花束」が、「男はどーでもよかった」作品なら、 この「フェアウエル・クリスマス」は どちらかというと、女性キャラクターよりも男性キャラクターを立てたもの。 主人公が雪のゲレンデで再会を約束した女の子。 翌年のクリスマス、約束どおり会いに来た彼に知らされたのは、 彼女はもう、この世にはいないということ。 でも、彼女は別の形で、再び彼の前に姿を見せたのです。 それは・・・ そんなふうに始まるのですが、暗い物語じゃないんですよ。 わたしは、この作品に出てくる二人の女の子を 白く閉ざされた世界で彼が見た幻、とさえ とれる描き方をしてみようと思いました。 (雪女ってコトじゃなくてね) 主人公が胸に抱える苦しみに、 ただ優しく降り積もり、傷あとを隠す雪。 彼女たちは、そう、冬という季節そのものかも。 あとですね、作品中に出てくる(はずの)音に、こだわりました。 しんしん雪の降る音、雪崩の地響き、流れてくるクリスマスソング・・。 それらが読んでいるうちに、みなさんの耳に聞こえてきますように。 男性を主人公にするって、わたしにとっては難しいものなのですが この作品は気に入っています・・。へへ。 (集英社刊の 単行本「天使の惑星」と「THE BEST」に収録されています) クリスマスを舞台にした作品2本のご紹介でした。 |






























