そして、8時間

レースは開始後2周めのTSRの秋吉選手の転倒にはじまり、
以降は天候とともに大荒れの展開になりました。
HARC-PRO.の山口選手は、周回遅れの転倒車を避けようとしたところを
後続車に接触され転倒。
優勝候補の2台が、序盤で大きく順位を落としてしまいます。
空模様も、午前中の晴天が嘘のようなスコールが何度もサーキットを襲い、
合計4回もセーフティーカーが入るはめに。
ピットビルの雨樋からも、雨水が噴水のように噴き上げていました。

堅実に、ミスなく手堅いレース運びをしたのがヨシムラスズキwithJOMO。
そして大健闘の、TRICK☆STAR RACING。

今回、個人的にいちばん応援していたweiderD.D.BOYS with A-STYLEの
津田・児玉両選手も、スタートの失敗を吹き飛ばす、気迫の走りを続けます。
weiderD.D.BOYS with A-STYLEのピットで
多門恵美ちゃん(モンちゃん)にお会いできました~。
上の写真は左から、モンちゃん、MOTO NAVI河西編集長、A-style細田さん。
モンちゃんは今回、土曜の4MINIパラダイスの取材に加え、
8耐のPURI・PURI RACING&Like a Wind☆BMSチームの
サポート&レポーターもされてたのです。
いつもながらの爽やかな笑顔で、楽しくレポートしたんだろうな~。
オンエアが楽しみです!

わたしも混じっちゃう。

雨の合間に、MOTO MAX会場へ。
ポケバイの74Daijiroブースでは、雨があがるのを待ちかねたように、
たくさんのお客さんがかわいいマシンと記念撮影をされていました。


ん?これは見覚えのあるポケバイ・・。
そう、前夜のステージで展示もされていた
鎌田学さんプロデュース、BLUE FOXさんの手によるスペシャルカスタムDaijiroです。
カーボンパーツを贅沢に使い、細部までこだわり抜いたすっごい仕様。

聞くところでは、8月の23日に群馬の榛名サーキットで行なわれる74GPで
全日本ライダーがこのマシンで走るとか。わくわく。

ゴールまで、あと30分。
残照の夕空に浮かび上がるモニターには、最後の力を出し尽くして激走する
ライダーの姿が映し出されています。

まるでこのまま、空へと駆け上がる道。

weiderD.D.BOYS with A-STYLEのピットでは、ゴールまでの無事を祈るクルーたちが
固唾を飲んで見守っています。


そしてチェッカー。


津田選手、児玉選手、7位完走おめでとうございます!

レース後、ふたたび降り出した強い雨の中、打ち上げられた花火。
なんだか昨今の経済危機の中で、さまざまな苦難がありながらも
今日ここに感動の光を点した8耐そのもののような気がして。

漫画描きのわたしたちが、机の上で、頭の中で、いくら練ってもかなわない
生の感動、作り物ではないドラマ。
8耐に来るたびに、わたしは圧倒され、また勇気づけられます。
鈴鹿の地で紡がれてきた物語が、逆風を乗り越えて
これからもずっと続いていきますように。
いえ、そんな願望ではなく、
みんなの手で、続けていかなければいけないと思うのでした。

(A-style細田さん、MOTO NAVIのみなさん、ありがとうございました!)
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2009.07.29 Wed 06:32
女だって、8耐、いきたい
明けて日曜、朝は晴れ渡った夏の青空が広がりました。
スタートを控えたパドックにも、しばしの平穏の時。

決勝のグリッド上に58台が並びました。
F.C.C. TSR Honda・MuSASHi RT HARC-PRO.・YOSHIMURA SUZUKI with JOMO
の上位3チーム。

ピット上のテラスから見ていたわたしに気づいてくださった
F.C.C. TSR Hondaの手島選手。
圧倒的なパフォーマンスを誇るマシンと、熟練・若手ともに屈指のライダーを擁する
TSRの優位は盤石でしょう!・・と誰もが思ったはず。

さあ、スタートです!

今回、わたしがスタート時にレースを観ていた場所は、ここ。


ピットビルの3階にある、ホスピタリティテラスです。
その中でも、女性専用エリア、レディーステラスを利用できる
女性限定チケットを購入しました。
ここで受けられる、男性の方々に怒られそうなくらい手厚い、
女性だけのお得なスペシャルサービスをご紹介します!

まずは、冷房の効いたパーソナルブースに案内していただきました。
カーテンで仕切られた2畳弱の広さの個室には、姿見と椅子2脚、机があり
自由に使える化粧品サンプルや制汗剤、あぶらとり紙、日焼け止めなど
真夏の日差しや夕立にくずれたメイクをなおすのに超便利なグッズが完備。
広さがあるので、小さなお子さん連れでも快適に休めます。

個室が並んだ奥にあるのが、マッサージルーム。
オットマン付きのリラックスチェアで、クアガーデンのマッサージ師さんによる
足への施術を20分間、無料で受けられます。
広いサーキットを歩き疲れた足に、これはうれしい!

風の吹き抜ける快適なテラスには、二輪専門誌からファッション誌まで
自由に読める雑誌に、寝椅子も。
ちょっとしたリゾート感覚です。
バイク好きな彼や旦那さんに無理矢理連れてこられた人も、こんな快適空間があれば
文句ないかも。
でも実際は、若い人から年配の方まで、けっこうレースを夢中で観ていた女性が
多かったですね。
通常のホスピタリティテラスプランが3万2千円のところ、
さらに上記の女性限定サービス、さらにさらにお土産の化粧品までついた
レディース限定プランは半額の1万6千円!
男性の方、ごめんなさい。
でも来年もどうぞ女性に甘くて優しい鈴鹿8耐でいて下さいますよう

スタートを控えたパドックにも、しばしの平穏の時。

決勝のグリッド上に58台が並びました。
F.C.C. TSR Honda・MuSASHi RT HARC-PRO.・YOSHIMURA SUZUKI with JOMO
の上位3チーム。

ピット上のテラスから見ていたわたしに気づいてくださった
F.C.C. TSR Hondaの手島選手。
圧倒的なパフォーマンスを誇るマシンと、熟練・若手ともに屈指のライダーを擁する
TSRの優位は盤石でしょう!・・と誰もが思ったはず。

さあ、スタートです!

今回、わたしがスタート時にレースを観ていた場所は、ここ。


ピットビルの3階にある、ホスピタリティテラスです。
その中でも、女性専用エリア、レディーステラスを利用できる
女性限定チケットを購入しました。
ここで受けられる、男性の方々に怒られそうなくらい手厚い、
女性だけのお得なスペシャルサービスをご紹介します!

まずは、冷房の効いたパーソナルブースに案内していただきました。
カーテンで仕切られた2畳弱の広さの個室には、姿見と椅子2脚、机があり
自由に使える化粧品サンプルや制汗剤、あぶらとり紙、日焼け止めなど
真夏の日差しや夕立にくずれたメイクをなおすのに超便利なグッズが完備。
広さがあるので、小さなお子さん連れでも快適に休めます。

個室が並んだ奥にあるのが、マッサージルーム。
オットマン付きのリラックスチェアで、クアガーデンのマッサージ師さんによる
足への施術を20分間、無料で受けられます。
広いサーキットを歩き疲れた足に、これはうれしい!

風の吹き抜ける快適なテラスには、二輪専門誌からファッション誌まで
自由に読める雑誌に、寝椅子も。
ちょっとしたリゾート感覚です。
バイク好きな彼や旦那さんに無理矢理連れてこられた人も、こんな快適空間があれば
文句ないかも。
でも実際は、若い人から年配の方まで、けっこうレースを夢中で観ていた女性が
多かったですね。
通常のホスピタリティテラスプランが3万2千円のところ、
さらに上記の女性限定サービス、さらにさらにお土産の化粧品までついた
レディース限定プランは半額の1万6千円!
男性の方、ごめんなさい。
でも来年もどうぞ女性に甘くて優しい鈴鹿8耐でいて下さいますよう


2009.07.29 Wed 05:10
やっぱり夏は、鈴鹿じゃなくちゃ

夏といえば8耐。何がなくとも、ワークスが参戦しなくとも、8耐。
なーんて言ってるわたしは、まだ8耐観戦3年めとキャリアは浅いのですが
やっぱりこの時期は8耐のために別人のように
シャキシャキとスケジュールを調整してしまうのです。
岐阜生まれのわたしは、鈴鹿に大学時代の友人がいたこともあって
8耐のために鈴鹿へと足を運ぶことには、うれしい懐かしさがいっぱい。
今年の行き帰りはクルマを選んだので、
遅ればせながら、東名と東名阪をダイレクトにつなぐ伊勢湾岸自動車道を
初めて走ったのでした。
そしてその快適さに感激!
はるか昔は、名古屋までやっとこ着いてもそれからさらに旅だった鈴鹿までが
あっと言う間じゃないですか。
名港トリトンってこれかあ~と、景色に見とれながら
土曜の予選日の午後、鈴鹿入りしました。

今年、大規模な改修工事を終え、新装オープンとなった鈴鹿。
改修中の現地発ブログのファンだったわたしには
新しい鈴鹿サーキットの姿が見られる!という楽しみもあったのでした。
それにタイミングを合わせて、今回会場では、初めての企画も目白押し。
GPスクエアに設けられたライダーズカフェ8もそのひとつです。
わたしが到着した時間には、地元のFM局のサテライトスタジオで
国井律子さんとMOTO NAVIの河西編集長のトークショーが行なわれていました。
TOP10トライアルが終わったあと、ライダーズカフェのMOTO NAVIラウンジでは
鎌田学さんを司会に
決勝の2番手グリッドを獲得したMuSASHi RT HARC-PRO.の
小西選手・山口選手・安田選手、
また決勝15番手スタートのweiderD.D.BOYS with A-STYLEの津田選手・児玉選手の
トークショーがありました。
トークショーの中で、MOTO NAVIの河西編集長が
「CBRサーキットチャレンジに参加した際、山口選手のクラスで指導を受けてから
心の師匠と呼ばせていただいてます」と話していらっしゃいましたが
実はわたしも山口選手には、でかいバイクと小さいバイクで2度ほどお世話になり
以降、ひそかに私淑しているのでありました。
全日本での活躍もうれしく思っていたところでございます!
8耐も強く応援しております!


そんなところへ、まさかまさかの松下ヨシナリさんが
電動カーに乗って登場。
松下さん、6月に参戦した英国領マン島TTレース、
1レースめを初参加初完走で飾ったあと、2レースめでクラッシュ、
肋骨やら肩甲骨やら足首やらぼっきり折ったばかりじゃなかった?

元気にサインなんかしていらっしゃいますが。
しかもこのあと、深夜までのイベント
「だら8」のステージにまで上がっちゃうという・・。
・・言ってもきかないのはわかってますから。もー好きにやってちょうだい。

だら8とは、翌日のワクワクに寝られないみなさんのために
今年から始まった夜更しイベント。
8耐のさまざまなイベントで大活躍の鎌田学さんと
シンガーソングライターの左嵜啓史さんの司会進行に、
スペシャルなゲストが入れ替わり立ち代わりしながら
日付が変わってもだらだら楽しむという、ゆるくておトクで、ラッキーな企画です。
なんと言っても、この日、遅い時間にもかかわらずステージに来てくれたゲストさんは
翌日ワンツーで表彰台でしたからね。
来年からは、ゲンをかついで、出演したいというゲストが増えるかも!?
と、こんなふうに8耐前夜は更けていくのでした。続く!
2009.07.29 Wed 03:45